マミーズラボ@寺嫁ママの子育て挑戦記

子育ての悩みを死生観を考えることで解決!〜仏教×心理学のハイブリットメンタルケア〜

座右の銘にしている言葉

こんにちは。マミーズラボ代表あいです。

 

みなさんは、「座右の銘」のような言葉ありますか?

私がそう聞かれたときよく答えるのが、「不易流行」と「温故知新」

 

双方似ている意味を持つ四字熟語ですが、厳密にいうと違うんです。

私はこの四字熟語がお寺の世界にも子育てにも。今からの社会にもぴったりだなぁと思っています。

 

不易流行とは…いつまでも変わらない本質的な物を大切にしながらも、新しい変化も積極的に取り入れていくこと

温故知新とは…先人たちの教えから新しい知識を学ぶこと

 

と言われています。

お寺の世界へ足を踏み入れてはや10年。私はいわゆる在家(お寺さんなど関係しない一般の家庭)から嫁いできました。

 

当然。結婚当初の私の考え方は完全に今の時代に即した現実主義的な考え方。比較的固めな職業だった両親を持つ影響も多分にあったと思います。

 

もう正直に言っちゃうと、お墓参りをする意味も分からない。法事とかでお坊さんに何万円も払うのももったいないと思っていました。だって。1時間ほど座ってお経唱えただけで数万円ですよ?一般的な時給から考えるとありえない。

今考えると、よくお寺の息子である夫と結婚しようと思ったな💦と自分でも不思議です。

 

だけど。10年も経つとお寺の世界のいろいろも見えてきました。そのうえで。まだお寺の世界では異質な考え方であろう私がこれだ!と思ったのが上記の「不易流行」と「温故知新」という四字熟語だったんです。

 

お寺の世界ってすごく独特です。よく分からないけど、もしかしたら日本の伝統芸能を継いでいらっしゃる方々と似ているのかもしれません。今ぱっと思いつくのは歌舞伎の世界とか。

 

昔からの伝統を大切にしようとする重鎮たちと、そのままでは時代にそぐわないと試行錯誤する若い世代。新しいことをするとき。従来の慣習を曲げる時の周りからの重圧は想像できないほどすごいのだろうな、と勝手に想像しています。

 

だからこそ。「伝統」の本質は大切に次世代へつないでいきつつ。その「方法」は今の時代にあった形に変えていくのもありじゃないかな…と思っています。

 

不易流行は、単純に新しいものをどんどん取り入れていこうという意味とは少し違います。昔からの「伝統」を守るための唯一の方法は、変わり続けること。逆説的な考え方ですね。

 

現状維持は衰退だ。このような意味のことを古今東西問わずたくさんの方が口にしています。だけど、この言葉だけ聞くと、「昔のことより今のこと!」というニュアンスに取ってしまいやすくなるので。私はあえて伝統(昔)を大切にする言葉である「温故知新」もセットで座右の銘としているんです。

 

子育てだと「自分の時はこうだった」というありがたいご意見をいただいた時などにこの四字熟語を心の中で呟いているかな(笑)そして華麗に受け流す💦

 

みなさんにお気に入りの言葉や座右の銘はありますか?

あればぜひコメントで教えてください!