マミーズラボ@寺嫁ママの子育て挑戦記

子育ての悩みを死生観を考えることで解決!〜仏教×心理学のハイブリットメンタルケア〜

人生の最強者は諦められる人④

こんにちは。マミーズラボ代表あいです。

 

1回目から3回目まで、

「あきらめる(明らかに見る)」「自分軸」「俯瞰思考」と各回のキーワードを紹介してきましたが、4回目のキーワードは「こころの定期健診」です。

 

前々回「自分軸」を獲得するにはよほど強烈な「死」を意識する出来事に遭遇するか、自分自身の最期をリアルに想像してみる必要がある。けれど、獲得までには時間がかかるものだ。というお話をしました。

 

私の場合は約10年。自分軸を獲得するまでにかかりました。ですが、私は自分軸を獲得した今でも月に1度は自分の心と向き合う時間を優先的に取っています。ここでのポイントは、「続けること」そう。体と同じように心にも定期的な健康診断(振り返り)が必要なのです。

 

人間というのは忘れる生き物です。人間というのは出来事を都合の良いように解釈して生きる生き物です。人間というのは、案外、理性より感情に非常に正直な生き物です。

 

ここでちょっと話がそれますが💦

人が効率的に物事を覚えていくために必要な物は何だと思いますか?

それは、「感情」「興味」「繰り返しの出力」です。

 

前々回の「死」を強烈に意識する、という行為はこの中の「感情」を苦しい程揺さぶられます。当然、それほどの体験は良い事ではないにしてもその出来事に関する「興味」を持たずにはいられなくなりますよね?そうすると。必然的に気にする回数が増え、目にする回数が増え、それに伴ってどう感じたかをアウトプットする場も増える。「繰り返しの出力」が増えると、人間の脳は記憶を定着しやすくなるんです。

 

よく勉強で、「イヤイヤさせるより、楽しんでしたほうがよい」と言われることもありますが、この考え方から来ているはずです。

 

話を戻します。なのでね。私たちが自分軸を獲得して、本当に自分のものとして活用できるようになるまで。繰り返し自分の心に問いかけ続ける必要があるのです。そして。不思議なことに一度自分軸が確立してしまうと、この自分自身の心に問いかける、という行為を意識しなくても自然と行うようになっているはずです。

 

だって自分の心と向き合うことは苦しい事ではなく落ち着くことだと知っているから。

だって自分の心と向き合うことは最早当たり前の習慣として身についているから。

 

私の場合は1ヶ月に1度のペースが自分にとっての最適解なので、続けていますが、自分の心と向き合うためのペースは一人ひとり違うはずです。なので、マミーズラボとしては最初はみなさんに1年に1度のこころの定期健診(自分の心と向き合う時間)をおすすめしています。ぜひ、ご自身の最適なペースを見つけてみてくださいね。