マミーズラボ@寺嫁ママの子育て挑戦記

子育ての悩みを死生観を考えることで解決!〜仏教×心理学のハイブリットメンタルケア〜

人生の最強者は諦められる人⑥

こんにちは。マミーズラボ代表あいです。

 

第1回から読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。ここから読み始めたみなさん、全7回構成になっていますので、ぜひ1回目から読んでみてください。

 

さて。6回目のキーワードは「死生観」

おっと。いきなり重たいワードが出てきました💦

 

今まで。

「あきらめる(明らかに見る)」「自分軸」「俯瞰思考」「こころの定期健診」

「自己受容(全肯定)」とキーワードを紹介してきましたが、今回は特に重たいワードです。

 

自分軸ができて。心に余裕が生まれて。自分自身の心に向き合うことができはじめたら、その次に考えてみて欲しいことが「死生観」です。連載2回目の「自分軸」のところでお伝えしましたが、「自分の最期を想像してみる」ことで自分軸は獲得しやすい。ですが、「死」は現代の私たちにとって身近な物ではなくなりました。

 

死、特に自分を含めた身近な人の死は考えるだけで苦しくなります。自然に涙が出てくることもあるかもしれません。進んで考えたいことではないですよね。ですが、人が生物である以上、絶対に変えられないものがあります。それが、生まれて・老いて・病気になって・死ぬこと。

 

ですが、あなたも私も。残された時間は誰にも分かりません。

人って不思議で、終わりが見えない(もしくはかなり先)だと実感があまりわかないのか、そのことについて行動を起こしたり考えたりすることをあまりしません。しかし、いざ期限がはっきり分かると、その時間(1日)の重さがまるで違って感じるはずです。

 

コロナが流行り始めて。私たちは色々な「あたりまえ」が実はそうではなかったと気付かされませんでしたか?でも、それを今忘れていませんか?人は忘れる生き物です。感情を揺さぶるほど興味関心を持つものでさえ繰り返さなければ忘れます。

 

大げさかもしれませんが。私は毎朝目が覚めるとほっとします。夫や子どもを送り出す時には(私が一番最後に家を出るので)、毎日これで顔を見れるのは最後かも…と思って見送ります。帰ってきて顔を見ることができると安心します。

 

それは私の中で、自分自身の心と向き合うことが習慣化されており、常に生とは何か?死とは何か?を考える環境があるから。

 

「死生観」を考え続ける事の重要性を伝えると、その瞬間には届いても数日もすると多くの方は忘れてしまう。だからこそ。4回目でお伝えした「定期的に自分自身の心と向き合う」ことが非常に大切になってくるのです。

 

辛くて。苦しいことだけど。あなたの心が落ち着いている時にぜひ一度。自分自身や身近な人の死について思いを巡らせてみてください。きっと何か得るものがあるはずです。

 

次回は最終回。

最後のキーワードは「諦める」お楽しみに。