未来デザインラボ@寺嫁ママの子育て挑戦記

子育ての悩みを死生観を考えることで解決!〜仏教×心理学のハイブリットメンタルケア〜

HSC長女が学校に行けなくなったお話①

 

こんにちは。マミーズラボ代表あいです。

今日からまた連載スタート☆全5回を予定しています。

 

今回は、HSC(繊細ちゃん)と言われる長女のお話。現在。週1ペースでお休みを入れつつ、登校時も教室と保健室が半々くらいという毎日を過ごしています。

 

みなさんはHSCという言葉、ご存じですか?

HSCとは、Highly Sensitive Childの略で、人一倍繊細な気質を持って生まれた子という意味です。HSCの子どもはとても感受性が高いため、例えば教室で他の子が先生に怒られている場面に遭遇した時、その怒った声や張り詰めた空気に対して、精神的なダメージを受けてしまう。と言われることがよくあります。

 

ポイントなのは、「居心地が悪くてなんだか嫌だな」ということではなく、精神的ストレスを抱えてしまうということなんです。

 

HSCには特徴があり、次の4つが指標として挙げられています。

1.深く処理することが多い

2.過剰に刺激を受けやすい

3.全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い

4.ささいな刺激を察知する

 

HSCちゃんはこれら全てにあてはまると言われており、長女も全てが当てはまっています。長女の場合は、特に人の感情と音に敏感で、教室でクラスメイトの話す音(声)が辛いそうです。音楽の授業はほぼ保健室で過ごしています。

 

外部刺激を受けやすいため、1日中遊びに行くと、おやつを食べる頃には疲れ果てて自分では歩けないことや、頭が痛くなったり気持ち悪くなったりすることも多いです。普通の感覚でいうと、ストレスのかかることをしているときにこの反応は想像しやすいかと思いますが、長女の場合は「楽しい時」でも刺激を受けすぎるとダウンしてしまいます。

 

また、長女の感受性が強いという意味で私が記憶に残っているエピソードがひとつあります。きめつの刃・遊郭編を見ていた長女(当時幼稚園年長)。(詳細は割愛しますが)物語終盤に鬼の堕姫と妓夫太郎の兄妹がそれぞれを想う涙必見のシーンがあったのですが。そのシーンを見ている時。なんと彼女は静かに涙を流して泣いていたのです。

 

同じく見ていた長男(当時小2)はきょとんとしていました。単純にアニメを見ているだけの状態。ですが、まだ幼稚園の長女は涙を流しながらアニメを見ていました。

 

私。気になって後で聞いてみたんです。

「何できめつ見て泣いていたの?」と。

そうすると、

 

・兄妹がそれぞれ思っているのに人間の間に伝えきれなかったことが悲しい

・鬼になってもずっと苦しかったのかな?って想像して悲しくなった

・最後は幸せになれるのか心配になった

・〇〇(長女の名前)が堕姫だったら、すごく痛くて泣いちゃうと思う

 

と教えてくれました。

これ。当時の長女が教えてくれた言葉ほぼそのままです。

最後の「すごく痛くて」は、たぶん「心が」という意味だったのかな?と私は解釈しています。

 

私。最初に長女からこの言葉を聞いた時、理解できませんでした。まさか幼稚園の子がここまでストーリーを理解してさらにはそこに乗っている感情まで汲み取っているとは思わなかったからです。

 

あらゆることに敏感で、感受性の強い長女。良いことも多いですが、生活を送る上で困ることも多発していました。次回は、そんな長女が「学校休みたい」と初めて言った時。またその後私がどうしたのかをお伝えできればと思っています。

 

次回更新は明日!お楽しみに。